TOHO
COLUMN
東邦コラム
2021.02.10
その他
Cartel Land
毎度東邦コラムをご覧頂き有難う御座います。
前回の記事で自身の好きな映画10作を挙げました。
今日から10回は作品を一つずつピックアップしてネタバレ紹介なしで語りたいと思います。
迷いましたが、2015年公開「Cartel Land」(キャスリン・ビグロー監督)を紹介一作目に致します。
映画作品としてはドキュメンタリーにあたりPG12が採用されています。
(PG12とは親または保護者の助言があれば12歳未満でも鑑賞可能と言う規制です)
映画の舞台はメキシコのミチョアカン州、麻薬カルテル(組織)「テンプル騎士団」が跋扈するこの一帯で小さな町の医者のホセ・ミレレスは痺れを切らし、住民たちとカルテルと戦うために自警団を蜂起する。
同時期にアメリカ退役軍人のティム・フォーリーはアリゾナ国境偵察隊と言うアメリカへの麻薬密輸を阻止することを目的にした自警団を結成する。
対テンプル騎士団のために掲げられた二つの自警団は勢力を増し拡大するが、その中で癒着、賄賂が横行する現実が突きつけられる。
自警は限度を越え、掲げられた勇気の旗は汚れていく。
正義と悪の境界は曖昧さを抱き、暴走する。
映画の最後に映し出される真実に自問自答を繰り返す、リアルヴィジランテ映画でした。
「正義は揺るぎ、悪は揺るがない」と公開当時のポスターに描かれた強烈な内容でした。
必見の価値あり!
東邦自動車 物流 中南米担当 福井