TOHO
COLUMN
東邦コラム
2020.02.21
自動車関連
2022年12月1日以降に一部のETCが使えなくなる?
いまや当たり前となったETC。
電子料金収受システム(Electronic Toll Collection System)と言い2001年に導入が開始されました。
それ以前は高速道路に出入りする際にいちいち料金所で停止し、通行券を受け取ったり料金を払ったりしないといけなかったので料金所周辺の渋滞が酷く状況を打開するために導入されたのがETCでした。
2009年3月から始まった地方高速上限1,000円割引とそれに合わせて台数限定の助成制度で購入希望者が殺到し爆発的に普及が広がりました。そんなETCに対して追加機能を持たせたのがETC2.0で、現在は通常のETCとETC2.0の両方が並行して使用されています。
しかし、一部のETCは2022年12月1日以降電波法の一部法改正により、使えなくなる可能性があります。2007年以前の旧規格の認証を受けて作られたもので、対象機器はごく初期のETC車載器になります。
国土交通省は「旧規格のETC車載器で通過した際も、安全に配慮した運用になるように検討する」としており、料金所通過時にゲートが開かないといったことは無い様ですし現時点では違法利用の際の罰則の規定は決まっていません。ですが電波法が改正されてからも対応していないETC車載機器を利用するということは違反行為になります。
ほとんどの方は大丈夫と思われますが愛車に装着しているETC車載器を一度確認してみてはいかがでしょうか。