TOHO
COLUMN
東邦コラム
2023.01.14
自動車関連
電気自動車(EV)について
昨今、ニュース等で電気自動車の話題をよく見かけます。
これは日本の大手自動車メーカーが電気自動車を選択肢の一つとして掲げたことが要因の一つだと思います。走行時に排出ガスが出ない為、地球温暖化への対策に有効とのことですが果たして本当にそうでしょうか。
まず、電気自動車を普及させるにはいくつかの条件があります。
- 安価な車両価格設定
- 充電インフラ整備
- 航続距離延長・充電時間短縮
この三つの条件は最低でもクリアにしないと普及率は上がりません。
①と③は自動車メーカーの企業努力によるところが大きいですが、
①は国や自治体の補助金が活用出来る期間はユーザーの負担額を軽減出来ます。
②の充電インフラ整備は国・企業・個人の負担により進めていくしかありません。
ですが設置・維持費用が高額で進んでいない状況です。
これらがクリアになり電気自動車の普及率が飛躍的に上がった場合の電力供給はどうするのか?という根本的な問題が全く定まっていません。
電力供給を原子力発電に頼らないのであれば排出ガスは電気自動車からは出ませんが
大電力発生時に温室効果ガスが排出され、結果地球温暖化対策になったのか?
という疑問が出てきます。他にも色々ありますが、主に上記の理由で電気自動車の普及には時間を要すると思います。今後、自動車の乗換えを検討される方は、環境問題はもちろんですが、国・自動車メーカー等の動向を見て判断する必要があるのではと思います。
(様々な情報を基にした個人の見解ですので事実と相違がある場合はご容赦ください。)