TOHO
COLUMN
東邦コラム
2021.04.16
その他
最後から2番目の歌
いつも東邦コラムをご覧頂き有難う御座います。毎度あまり誰も興味のない映画の事を永遠と描き続けるお馴染みコラムです。
「Cartelland」「狂い咲き サンダーロード」「愛のむきだし」「続 夕陽のガンマン」に続く5作目は
2000年公開ラース・フォン・トリアー監督作品「Dancer In The Dark」です。
主演をビョークが務めたことと衝撃的な内容で話題になった作品です。
昨今ではミュージカルテイストの作品も多く存在しますが、映画内容をイメージさせない曲調や映像の明るさなどもこの作品を語る上では外せない物となっております。
私はこの作品が大好きとは言えないのがあまりにも、救われなさすぎる内容故に、観るたびに辛くなってしまう映画だからです。
衝撃作品であることは間違いないです。
あらすじを紹介したいのですが、コラムをご覧の皆様には何の予備知識もなく、この衝撃作を味わって頂きたいのも事実ですが、簡単にあらすじを紹介しておきます。
主人公のセルマは移民でアメリカに住み、息子のジーンと暮らしている。
本人は工場で勤務しているが、先天的な病気が原因で失明する運命だった。
その息子ジーンも13歳までに手術をしなければ失明を免れない。
そんな息子の手術費用のために必死に働くも、視力の悪化により仕事のミスが度重なり、クビになってしまう。
失意の中、ジーンの手術のために、自身の視力と引き換えに、蓄えた貯金を何者かに盗まれていたのでした。
・・・これ以上にない位の真っ暗な物語と引き換えに内容は目の見えなくなるセルマとは、息子ジーンの手術は成功すると言う微かな希望が灯となり、それだけが全てでそれだけのために生きるのでした。
このコラムのタイトルは作品の中でセルマのセリフの中にあるフレーズです。
非常に物議を醸すこの作品、公開時には賛否両論様々な意見がありました。
この映画、多くは語れませんが必見の価値あり!
作品は珍しいデンマークの作品です。あとデンマークの作品は私自身は2019年公開の「Guilty」くらいしか思いつきません。
東邦自動車 最悪映画担当 福井