TOHO
COLUMN
東邦コラム
2022.06.01
その他
包丁研ぎ
「包丁研ぎ」をしたことがありますか?
妻が料理上手でキッチンを仕切っている家庭では、夫の出番がない…と思っていませんか?実は、あるんです。日々料理を作るだけで手一杯という人にとって、パートナーにやってもらえると助かる家事の一つが、「包丁研ぎ」です。切れる包丁と切れない包丁では、こんなに違うのです。
・包丁(洋包丁・両刃)・砥石(中砥石)+研ぎ台・砥石を水につける容器・新聞紙・台ふきん
一般的な家庭用包丁の切れ味が悪くなった時には、「中砥石」を使うのがおすすめ。粒子の荒い「荒砥石」は、刃こぼれ(刃が欠けた部分)を大きく削って早く直す時に使います。「中砥石」と「荒砥石」が表裏で使える、両面タイプの砥石も便利です。
砥石と一緒に用意してほしいのが、「面直し用砥石」です。砥石の表面を平らに整えるために欠かせません。すでに砥石にへこみがある場合は、これで平らにしてから研ぎましょう。
包丁を三点で支えて持ち、研ぐ角度を決める
包丁は、「三点支持」が基本です。利き手の中指・薬指・小指の3本でハンドルを握り、人差し指を峰、親指をあごに当てます。この時、親指が刃先に触れて怪我をしないようご注意ください。この三点をしっかりと支えることで、包丁がブレずに、角度を安定させて研ぐことができます。
刃を手前にして、片面を研ぐ
砥石の一番手前に刃の研ぎたい部分をのせ、利き手でない方の人差し指と中指を軽く当てます。2本の指は刃に近いギリギリの位置が良いですが、砥石に指がつかないように注意しましょう。
そのまま砥石の一番奥まで、中心線を真っ直ぐに移動させます。 この時、指先にギュッと力を入れて押さえつけると、最初に決めた15度の角度がブレてしまうので要注意。砥石の粒子は包丁の刃よりも硬く、力を入れなくても研げるようにつくられています。刃を向こう側へ移動させる時も、手前へ戻す時も、ラクな姿勢でスーッと力を入れずに「撫でる+腕の重さがのる」くらいのイメージで研ぎましょう。
これを両面何度か繰り返しひっかかりがなくなれば完成です。