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COLUMN

東邦コラム

2020.01.14

自動車関連

「外車の維持費は高い」は嘘?所有してかかる意外なコストとは

「外車の維持費は高い」は嘘?所有してかかる意外なコストとは

昔から輸入車は維持費が高いため、維持するのが大変ということを聴くことがありました。
しかし、場合によっては国産車とほぼ変わらない場合も多くあります。

輸入車の維持費が高いといわれてきた原因には「燃費が悪い」「修理代がかかる」「税金・保険料が高い」などがありますが、実際はどうなのでしょうか。

まず、燃費にていて、ひと昔前までは最大でリッター10km近い燃費性能の違いがみられましたが、最近では縮まっているようです。

例えば、BMW3シリーズ320iではWLTCモード燃費で13.8km/Lとなっています。
ほぼ同クラスとされる国産のセダンのトヨタ「クラウン」がWLTCモード燃費で16.0km/L
となっているので、著しい差ではないでしょう。

次に修理代ではかつては国内に在庫を持つ海外メーカーは少なく、部品は輸入に頼っていたため、輸送コストが部品代に上乗せされて費用がかさんでいました。

しかし、最近ではメルセデス・ベンツやBMWをはじめ、海外メーカーでも国内に販売店を持つようになり修理コストは下がっているとされてます。

輸入車のメンテナンススキルを持った整備士は増えているため、20年前までは100万円かかった修理も最近では10万円から20万円程度で済むケースも実際にはあります。

とはいえ、輸入車はそもそも高級車が多いため、高い部品を使っています。
国産車よりも修理にお金がかかることは変わりません。
やはり国産車には劣るようですが、昔ほど高額とも言えないようです。

最後に「税金と保険」ですが、ひと昔前の輸入車は車体や排気量が大きいことが特徴だったために税金が高くなり、高額なイメージが広まったようです。
しかし、任意保険については未だに国産車よりも高額なケースが多いようです。理由は修理コストがかさむことや、スピードがでやすく事故のリスクが高いこと、盗難にあう可能性が高いことなどが挙げられます。

輸入車の維持費を少しでも抑える方法には、多くのメーカーで用意されているメンテナンスプログラムへの加入がおすすめです。
例えば、アウディのメンテナンスプログラムでは、主なメンテナンスを初めての登録日から3年間無料で提供してくれます。

サービス内容には、法定1年点検やメーカー指定点検、エンジンオイル・フィルター交換・ブレーキパッドの厚さ点検、指定消耗品、油脂類の交換・補充(エンジンオイル補充、ワイパーブレード交換・ブレーキ液交換など)が全て無料となります。

これらのシステムを賢く利用すれば、国産車に近い維持費で輸入車を手に入れて、素敵なカーライフ生活がおくれることも可能ではないでしょうか。

 

ワールドパーツ 水原